
Keyboard Layout Editorを利用した自作キーボードの作成
- Raichan
- May 25, 2025
- 1 min
- Electronics
- keyboard kicad pcb
分割型キーボードを設計・製作しました。
キーボードの構想
分割型キーボードには、かっこいい以外にもメリットがあります。基板発注の際にコストが削減できる点です。基板を外注する場合そのコストは基本的に基板面積で決まるため、分割して面積を抑える方が安くなる場合が多いと思います。
自作キーボードのメリットの一つは、自分の好きなキースイッチを使うことができる点です。
軸について詳しくありませんが、秋葉原の遊舎工房というキーボード専門店に行き、押し心地を試しました。実際に使う材料も、この店舗でほとんど揃えることができます。
設計
まずスケッチを行い、Keyboard Layout Editorを使いキー配置を考えます。分割型の場合、以下の手順で行います。
- Keyboard Layout Editorにアクセス
- ページ左上のPresetからErgoDoxを選択
- 右半分のキーを削除。左クリックで範囲選択しdeleteで削除
- 好みの配置に並び替え、downloadからsvg形式で保存
回路設計
構成はマイコン+キーマトリクス+LEDマトリクス+OLEDです。 マイコンはProMicroを用いる。多くの自作キーボードに使用されているマイコンです。
図のような形式でマトリクスを組むことで、少ないピンで多くのキーを制御できます。ほとんど全てのキーボードで採用されている方式です。
基板設計と天板設計
ダウンロードしたsvgファイルをKiCadで読み込み、その上にスイッチを配置していきます。フットプリントは使用するキースイッチによって異なるため、注意が必要です。
発注
ELECROW,JLCPCBを利用しました。大学ならレーザーカッターがあるのでアクリルを外注する必要はないですね。
組み立て
購入した部品を組み立てて完成。